風俗店の生存戦略~広告と真剣に向き合う

伊藤

ニュー不夜城の伊藤です。

私がこの仕事を始めたのは2020年の3月1日でした。

この時既に「コロナ渦」に突入していて、1ヵ月働いたところで「緊急事態宣言」が発動し、入社早々に1ヵ月丸々の休業を迎える事になります。

私は「マジかぁ」といった調子でかなり焦っていましたが、同じ様に焦った私より遥かに長く勤めていた従業員が退社したりして、まずいなぁと思いながらも「何とか出来ないかな」と常に考えていました。

入社してからの1ヵ月間は、お客様をご案内したり部屋の清掃をしたりといったボーイ仕事をメインで行いつつも、同時にネット周りの事も任されていたので、他人よりもネット上を観察する時間が多かった私はある事に気が付きました。

伊藤
伊藤

うちの店…レベル高いぞ(確信)

殆どが根本的には大差無い

日本には沢山の風俗店ある訳ですが、ポータルサイトやSNSで多くのお店を観察してみて分かったのは「根本的な部分に大差は無い」という事です。

サービス内容、在籍キャストの質、どれを取っても、突き抜けてクオリティの高い高級店以外は大差なかったんですね。
それどころか、寧ろウチってその中でもレベル高めなのでは?と感じてしまうほどでした。

もちろん、私は偉そうに「質」を判断出来る身分では無いのですが…ここで言う「質」とは言い換えるとすれば「魅力」です。

そんなこんなで、世の中の殆どのサービスやプロダクトは「質が高いから売れる訳では無い」というクソみたいな正論を再認識出来たところで、もう一つ気が付きました。

敗因の解像度を上げよう

「だからといって質を担保しなくて良い訳でも無さそうだ」

SNSを見ていると、閉店していくお店がいくつもありました。
しかし、そのエリアで全てのお店が閉店してしまう事態なのかというとそういう訳でも無く、閉店するお店は決まってピンク産業の市場規模に甘えた殿様商売をしている「思考停止」のお店(に見えました)でした。

「コロナ渦」という時流に飲み込まれてしまったお店の敗因を「SNSが活用出来ていなかったから」「古い考え方だから」「マーケティングを分かっていないから」といった論調で解説しているコラムニストを見かけましたが、私は違うと思っていて

「単に顧客(リピーター)が少なかった」
「コアファン(店推し)が少なかった」

この2点だと仮説します。

リピーター様が少ないという事は、365日同じテンションでご新規様を集客しないといけません。
コップの底に穴が開いているので、いくら注いでもストックされません(リピートして頂けません)
この様な状態では、当たり前ですが「コロナ禍」の様な強烈な向かい風が来た時に致命傷を負ってしまいますよね。

あとは例えば、キャストの本指名様の集合体が「顧客」な訳ですが、そのキャストがお店を辞めた時に、それと同時にお店に来る事が無くなってしまうと大変です。
でも、その時に「このお店はキャストの質が担保出来ている」「ボーイが丁寧で安心」とお客様が感じて下さったら、他のお店を開拓するよりも遥かに安全な選択肢として、お店内で別の女の子と遊んで頂けたりします。

だから私は「顧客(リピーター)」「コアファン(店推し)」が増える様な人事、広告をしないといけないなと強く思いましたね。

つまり、我々お店側の人間はSNSでバズる事を考える前に、キャストと男性従業員共に「一定の質」を担保する必要があるという事です。

伊藤
伊藤

M-1で一回戦敗退の芸人がSNSでバズる方法やブランディングを勉強してても「いいからまず面白くなれよ」って言いたくなるのと同じですね(?)

まとめ

「質が高いから売れる訳では無い」というのは正論ですが「質を下げて良い訳でも無い」という事。
それから、コアファンが増える広告を考える必要があるという事が結論になります。

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